New Life After 50

50才からは、自分のために生きてもいいですか?

離婚の理由 ~私の場合~ 

                 

ここで、時々偉そうに離婚を語っていますが「そもそも、あなたが離婚した理由は?」と、聞きたくなることと思います。私だって、聞きたくなります 笑。

私は、30年以上前に、当時28才のアメリカ人青年と結婚しました。明るくて茶目っ気があり、田舎育ちで純朴なのに、野心家な彼とは、一生を共にすると信じて疑うことはありませんでした。

ところが、二人の子供を続けて授かると、状況が一変しました。今まで、独立した大人2人のチームだったのに、彼は、子供が生まれたのを機に、「親チーム」ではなく、「子供チーム」側に行ってしまいました。ワンオペで子育てというより、3人の子供を育てるシングルマザーのようになってしまったのです。

子供が小さいうちは、仕方なく3人をまとめて世話していましたが、娘たちも10代になると、独立心が芽生え、自分のことは自分でするようになるものです。でも、一人だけ成長せずに、すっかり退行した5歳児の彼が残りました。食べっぱなし、飲みっぱなし、脱ぎっぱなし、遊びっぱなしと、何も出来ない/したくない。注意をすると癇癪を起こし、手が付けられなくなるような悪魔の5歳児が取り残されていたのです。

彼曰く、「母親の愛情をあまり受けずに育ったので、母親の愛情に飢えている」。理解出来ないこともないのですが、人の一生の内で親から世話を受けるのは、ほんの短い間。大人になると、独立していくのが普通です。理由は何であれ、一生、妻から母親代わりの世話を受けたいと願うのは、話が違うと思うのです。彼とは婚姻関係を結んだはずで、親子関係を結んだ訳ではありませんでした。

                   「病める時も 健やかなる時も 富める時も 貧しき時も

                          夫として愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?」

I doと誓ったものの、「夫」を「子」に置き換えて、婚姻関係を続けることがどうしても出来なくなり、離婚を選んだのが5年前です。

以来、自分の世話だけを考える生活を楽しんでいます。20年近く、3人の母親業をやったんだもの。少しくらい自分勝手になったって罰は当たらない・・・だろう。

 

 

写真:@霧ヶ峰高原 

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