New Life After 50

50才からは、自分のために生きてもいいですか?

離婚・卒婚の重要事項 その6 (権利)

                   

離婚後、いかに充実した人生を送って行くかについては、今までの婚姻生活で築いた財産や年金を、きっちり半分に分けることが、最重要事項のひとつとなります。

家族のために働き続けて、自分が払った年金まで半分にされてと、文句の一つや二つも耳に入るとは思いますが、家族のために働き続けたのは、専業主婦/夫も兼業主婦/夫も同じです。ただ、長時間労働にも関わらず、賃金も払われない、福利厚生もない、ブラックな(苦笑)個人企業に勤めていただけです。

半分の権利を主張して文句を言われる筋合いはないのです。離婚後は全くの他人になる関係です。私情を挟むと、まとまるものもまとまらなくなるので、ここは法律に従って、淡々と自分の権利を回収するのが正解です。それは婚姻費用も同じです。請求された側からは、勝手に別居を始めたくせに、何で費用まで払う必要があるのかと言われるかもしれません。でも、これも法律で守られている権利のひとつです。 例え裁判になったりしても、回収していくことがその後の生活を左右します。

話し合いが中々まとまらず、「離婚出来ないなら、権利なんか手放してもいい」と思うこともあるでしょう。でも、衝動的に手放すと、絶対に後悔します。手放すくらいなら、そのまま婚姻生活を続ける方が賢明です。

という訳で、「一人でも寂しくない」「経済的に自立する意思がある」「自分の権利は手放さない」の3つが揃ったところで、スタートラインです。

 

 

(写真:@ Onomichi, Hiroshima 8/31/2023)

 

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