New Life After 50

50才からは、自分のために生きてもいいですか?

小さな贅沢 その2

 

      

アメリカにいた時の私のコーヒーの飲み方と言えば、half and half (ミルクとクリームが半々ずつ混ぜられたもの)をじゃぶじゃぶと入れ、砂糖もこれまた際限なく入れ、まるで温かいコーヒー牛乳。これは、私が変質者というのではなく、周りもそうやっていたし、それがアメリカの定番だったので、さして気に留めることもなかったのだ。

ところが、日本へ戻って来ると、あの小さなクリーマーと呼ばれるものは、いくつ使っても足りない。あっという間にクリーマーの山を築くことになり、白い目で見られること数十回。ようやく恥ずかしさを感じ、ちょっと自分でコーヒーなんかを淹れてみるかと思い立ち、ドリップコースを取ってみることに。

以来、コーヒーにはとことんこだわっている。毎朝、お気に入りのエチオピア豆を挽き、寝ぼけまなこのまま、コーヒーを淹れ始める。部屋中にコーヒーの香りが広がり、もうこれ以上の幸福感はないくらい幸せになる。朝一番で、ここまで幸福感を感じられると、ちょっとやそっとじゃ薄れない。一日中、幸せなまま過ごせるのだ。たったコーヒー一杯で、安上がりな性分である。

      

飲み方は、禁じ手のストロー(笑)。綺麗に並んだ白い歯が命のアメリカ人(特にカリフォルニア)に囲まれて過ごすと、歯は白くないといけない強迫観念にかられ、未だにストローが手放せない。色がついている飲み物は、何が何でもストローなのだ。

 

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