New Life After 50

50才からは、自分のために生きてもいいですか?

素晴らしき隣人

     

膝の上で、スヤスヤと平和そうに眠っているこの方。名前は、Paddington。実は、ちょっと前に騒動を起こしました。散歩中に突然スイッチが入り、全速力で走り出したかと思うと、あっという間に目の前からいなくなったのです。

滞在中のご近所の方々が総出で手伝ってくださり、車2台と10人ほどで、大捜索が始まりました。日が暮れるまで、別荘地エリアを隈なく探したものの、姿どころか、鳴き声さえも聞こえず、忽然と姿を消しました。

林の中で、リードが引っ掛かってしまっているのかもと、一人の方が、猟犬を使って目ぼしい林を捜索してくれましたが、全く手がかりはなし。最悪の結末が頭をよぎったり、誰かに保護されてぬくぬくと温かいおうちで過ごしているのかもと思ったり、まるで emotional rollercoaster の日々が過ぎていきました。

日頃から、「家族の一員ではあるけれど、ペットはあくまでも動物。人間ではないから」と何の根拠も確証もなく言い放っていた私ですが、今回という今回は、その発言を誠心誠意、真摯に撤回いたします。すみません。もう、ボロッボロでした。食べ物も喉を通らず、夜も眠れず、ゾンビ状態。

行方不明になって三日目の朝、自分の無力さに半ば呆れながらも、一旦東京へ戻り、マイクロチップの情報を取って来ようと準備をしていたところ、「聞きなれない犬の鳴き声がする」と散歩中の方が伝えに来てくれました。

聞こえてくる鳴き声は、確かにPaddington。ほぼほぼ半狂乱になって探しに行くと、二軒先の木にリードが引っ掛かって動けなくなっているPaddingtonがいたのです。三日三晩あちこちを彷徨い続け、ようやく自分の家に辿りつけたと思った直前、最後の最後で木に引っ掛かってしまい、まさに地団駄を踏んでいるような様子でした。一瞬、クスっと笑った後は、後から後から涙があふれて、気が付くとご近所のご夫婦と3人で大号泣。

一足早い、クリスマスの奇跡。Merry Chiristmas to me! そして、素晴らしい隣人たちに囲まれて、この地で過ごせることに感謝しかありません。

 

 

 

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